入院中の生活の多くは、ベッド上での生活となります。
患者さまにより快適な入院生活をお過ごしいただくため、全60床のベッドに、自動フィッティングマットレス“molten社”製「BELIEVE」を導入いたしました。
“molten社製「BELIEVE」の特徴について
「BELIEVE」は、患者さまの寝返りの頻度をAIが自動判定し、患者さまの状態に応じた最適な圧対策を行うマットレスです。
ベッド上での生活が多くなる入院生活において、心配となるのが「床ずれ」です。
「床ずれ」の防止で最も重要な“圧対策”を、患者さまの状態の変化に応じて自動的に行い、より質の高いケアの提供を可能にしています。
自動フィッティングマットレスを導入した経緯について
ベッドで過ごす時間が長い患者さまが「床ずれ」をすることなく、快適に過ごしていただくためには、良質なマットレスを使っていただくことが重要だと考えています。
より質の高いケアを実践し、患者さまが安心して治療に専念していただけるよう、全60床のマットレスを刷新することになりました。
良質なマットレスを全床に取り入れた背景には、当院の褥瘡(床ずれ)対策への強い思いがあります。
マットレスの選定について
当院では、ご高齢の患者さまが多いので、耐圧分散性が優れていることは重要な条件でした。
耐圧分散性に加え、その他の必要な条件に合うものをピックアップし、実際にケアを行う看護職員が体験できるように院内で展示しました。
横になったり、端に座ったり、背上げをしてみたりと、様々な患者様のニーズに沿えるよう検討に検討を重ね、多くの看護職員から支持のあったmolten社製「BELIEVE」の導入を決定しました。
当院の褥瘡対策チームの取り組みについて
患者さまの褥瘡対策は重要なテーマの一つです。当院では、入院患者さまのQOLの向上を目指し、患者さまが安寧な入院生活を送れるように、褥瘡対策に取り組んでいます。医師、看護師、薬剤師、栄養管理士など専門職から構成された褥瘡対策チームが中心となり、より高い医療の提供を目指しています。